りんごの生育に不要な余分な枝を切り落とすこと。
りんごの収穫が終わった後に行います。収穫後、冬は木が休眠中なため、枝を切り落としやすい時期です。温かくなると、土の水分が上がってくるので切りにくくなります。こうして余分な枝を冬のうちに切り落とし、もう次の収穫に備えておきます。
剪定で落ちた木の枝を集めて片付けます。
花への受粉作業後に行う、花を摘む作業のこと。
養分を集中させ、大きくて良いりんごを育てるために、余分な花を取り除きます。
1つの芽から5~6個の花が咲きます。そのうち真ん中の花(中心花)だけを残して、そのほかの周りの花(側花)は摘んでしまいます。こうすることによって、養分が分散することを防ぎ、樹の負担も減らすことができます。
りんごは、同じ品種の花粉がついたのでは実にならないため、異なる品種の花粉を花につける必要があります。人工受粉は人の手で異なる品種の花粉を一つひとつ、花のめしべにつけていきます。
りんごの花は5~7個まとまってつきます。その中でも真ん中に咲く花が一番早く咲き、実を大きくします。そのため、この真ん中に咲く花に花粉をつけていきます。
下の写真のように、授粉用のみつばちを畑に放して受粉をお願いすることもあります。
摘果とは中心の実を残して、他の実を取り除くことです。りんごは一つの芽からいくつか実がなります。これを全部育ててしまうと、養分が分散し、樹が疲労して、おいしくて大きいりんごができません。そのため、良いりんごに育ちやすい真ん中の実を残して、他の実をとってしまいます。
5月の下旬ごろに1回めの摘果を行い、6月の下旬に最終的に仕上げの摘果を行い、どんどん育てていきます。
余分な実を取る摘果の最終仕上げを行います。
①大きくなっていくりんごの重みで枝が折れないように、支える棒を取り付ける作業を行います。
②樹の葉っぱ全体に光をあてて光合成を進め、甘味の元となる糖分がりんごにたっぷり含ませることのできるよう、含ませるよう、不要な枝の剪定をします。
桃の収穫作業がメインになってきますが、剪定などりんごのケアも行います。
最終的な摘果作業で、不要な実を取り除きます。
シルバーシートを敷きます。シルバーシートで太陽の反射を利用し、りんごに色が付くようにしていきます。
来月収穫予定の「ふじ」は現在「玉回し」という作業を行っています。裏表の太陽にあたる面を変える作業です。これまで表で太陽にあたっていた面を裏側にして、当たっていなかった裏面を太陽に向けます。りんごが黄色くなってしまうと着色しにくくなるので、作業をするタイミングも大切になります。
この時期は台風が来ることが多いので、台風対策も必要です。写真は2019年の大型台風上陸時。
シナノスイートの収穫が間近になってきました。色が黒っぽくなります。ふじは甘さが強いですが、シナノスイートはもう少し爽やかな風味になります。