■桃の一年

1~2月

剪定(せんてい)

枝の剪定(せんてい)を行います。

 

剪定とは果物の生育や実のなり方を調節するために、枝の一部を切る事です。

 

無駄な木の枝を切っているということですね。

 

暖かくなると、木が活動を始め、土から水分を吸い上げ始めるので、枝にも水分が潤い、枝を切りずらくなります。

 

寒いうちに行うのが大切です。


花芽がつく

福島の1月はまだまだ寒いのですが、枝には既に桃の花の芽がつきます。

 

 


3月

枝拾い

剪定で落ちた枝は拾って集めます。

 

写真はある年、福島に帰ってきていた富山の弟一家。

 

姪っ子甥っ子が手伝ってくれました。

 

この時期になると、おおいぬのふぐりなど春の花々が咲き出します。


4月

摘蕾(てきらい)

桃の花の摘蕾をしています。摘蕾とは蕾を取る事です。

夏に出来る桃の実の量をコントロールし、栄養とおいしさたっぷりの桃が出来るようにします。


開花

桃の花が満開になりました。

今年もとても美しい花を見せてくれました。

 


花終わり

桃の花、今年は終わりです。これから桃の実が出来てきます。


5月

実が付く

桃の実が大きくなってきました。

 まだ全然桃の形になっていませんね。


1回目の摘果(てきか)

摘果作業をしました。

たくさん桃がなってしまうと、味が分散してしまうので、甘さたっぷりのおいしいももにするために、身を少なくする「摘果」をします。

 

写真はそのビフォーアフターです。


核割れ

写真のように桃の大きさが極端に大きいものは、種が二つ入っている確率が高くなります。

 

種が二つ入っていると、大きくなった時に割れてしまいます。

 

そのためこの時期に取り除きます。


6月

2回目の摘果

第二回目の摘果作業をしました。

生育遅れの実と障害果を摘果します。

 

写真は品種「まどか」。まだこの時期は品種であまり違いが出ません。



7月

シルバーシート張り

「あかつき」と「まどか」の写真です。

 シルバーシートを敷いて太陽の光が桃にしっかり届くようにしていきます。これによって桃がまんべんなく赤く色づきます。


あかつき収穫・出荷

赤く色づくとこのようになります。7月下旬にはあかつきが収穫となります。


8月

まどか収穫出荷

まどかは8月中頃に収穫となります。